蒲郡スタッフ日記
2017年08月25日

越えた先にあるもの

HIKAMORIも来月からは火・水・木の週3回開講となります。

7月からご利用されているお客様は12回のうち7回目までの利用を終えていますので時折「あと半分で終わっちゃうのね…」「もっと来れんだかん?」「もう少し長い時間居たいわね」との声もちらほら聞こえてきます

せっかく一緒に通い続けて顔なじみになった地域のお仲間、スタッフと会えないのは…という寂しさもあるご様子です

「もっとここに来たい」という思いを抱いて下さっているということはHIKAMORIの内容、スタッフに評価を頂いているということにつながるかと思いますのでOPEN前から準備してきたスタッフは皆、安堵と嬉しさも感じるお言葉ではありますが、一方で継続性を持たせられない決められた仕組みの下での事業展開のため、スタッフも整理しきれない気持ちにも正直なります…しかし、ここで得られたことを自らで実践していただく事で皆様の自立生活につながるという事を専門職としてお伝えしていくこともHIKAMORIプログラムの使命という事を忘れてはいけません

総合事業もはじまったばかりで試行錯誤中ですが昨日も楽しく第7回目を開講しました

 

第3回目のプログラム『口の中の健康を考える』で得た知識と評価結果をもとにして…

 

昨日の第7回は『歯科衛生士による個別アドバイス』

おひとりおひとりに歯科衛生士が口腔機能評価結果を報告し、アドバイス

「入れ歯が合ってない気がしてただよ。」

「磨く時にもう少し力を弱めて磨いてみます。」

「やっぱり歯医者に行くべきね…」と、皆様それぞれお口の状態を自覚して下さったご様子でした。

個別アドバイス以外に『ごっくん力アップ』『お口筋力アップ』などの口腔体操を実践し無事90分を終えました

 

写真に写っているスタッフは歯科衛生士です彼女はひかりの森で長年介護職として勤務していますが、今回自分の持っていた歯科衛生士の資格を存分に発揮できるチャンスをつかみました

非常勤で週1~2日から勤務を始めた数年前は介護の知識がほとんどなく日々一つ一つ業務を覚えるのに必死だった姿を所長の私は身近に見てきました。車いすの操作方法や排泄介助、転倒リスクの高い利用者様の見守り…歯科衛生士の知識ではカバーできない業務を覚え子育てと両立し、時に悔しさも感じ日々悩みながらもひかりの森での年月を重ねた先に待っていたものは「介護×歯科衛生士」の能力と自信、そしてひかりの森にとっての発言力あるポジションと信頼です

日々多くのスタッフに携わってきましたが、能力を高めていけるスタッフの共通点として「分からないことを隠さない」「プライドを越えた質問ができる」「良きも悪きもどんな時も自分の行動として振り返れる」という部分が言えるかと思います

「私は○○だから」という自分が獲得したもの(資格など)へのプライドは大切ですが

その枠を超えて自分の視野を広げる努力をした人は存在感が増し違う『風』を感じる時が来るはずです

今の自分を越える努力をするかしないか…決めるのは自分です

ひかりの森にはこれまで自分が努力し得たもの+αで、今置かれた立場と課せられた業務を大切にしてその先を目指すスタッフがたくさんいます

キラキラ輝くスタッフがたくさんいる事が何より幸せです

本日も元気に営業中です